昨日11/7(月)にゲイバーに店子として復帰しました。
当初は父の四十九日が過ぎるまでは、飲みの場は控えて喪に服していようかと考えていたのですが、考えが変わりました。
僕は店子として働くことに誇りを持っていて、いつも「仕事」としてお客さんに楽しんでもらうためにお店に立っています。
その点で、昼職と区別してゲイバーだけ休む必要はないと考えるようになり、お店に復帰することにしました。
とはいえ気持ちが不安定な部分もあるので、上手く接客できるか心配であり、また1ヶ月空いたのでお客さんに来てもらえるか心配でもありました。
まあ接客に関してはもともと上手くできていたのかという別な問題もあるのですが(笑)、
お客さんに来てもらえるかということは結果的に杞憂でした。
Twitter等でお休みをいただくこととその理由も報告していたため、
事情を分かった上で心配してくださった方が何名か「復帰の初日に合わせて来たよ」といってご来店してくださいました。
そして開店から1時間半ほどで9席あるカウンターが満席になりました。
僕の体調やメンタルを心配してくれる人がいること、また会いたいと思ってくれた人がいること、
そういうことがとても嬉しくて幸せな気持ちになりました。
また、昨日は僕が勤務するBarに初めて来ていただいた方もいて、新しい出会いもありました。
楽しんでいただけたようでとても嬉しかったです。
このように最近、「近くに住んでいてお店のことは知っていたけど、なかなか来るきっかけや勇気がなくて」という方が初来店されることが多々あります。
そうやって一方踏み出す勇気を持って来てくれた人に楽しんでもらえると、こちらもとても嬉しくなります。
新しい居場所ができたと思ってもらえると、働きがいがあります。
お店でたくさんの人と話していると、色々なバックグラウンドや悩み、価値観を持った人と出会います。
ゲイデビューしたばかりの人、既婚者、病気を抱えた人、パートナーと死別した人、など各々がそれぞれの事情を持っています。
そういったことを全てひっくるめて受け止めて、居場所を求める人に対してそれを提供できるような店子でありたいなと思っています。
復帰初日だったのでとても疲れましたが、たくさんのお客さんに来てもらってたくさんの笑顔を見れたので、改めて店子としてもっと頑張りたいなと思うことができました。