読書

「HSS型HSP」という言葉との出会い

先日書店にて「かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方」という本に出会いました。

平積みされていたので、なんとなく手に取ってみたのですが、とても興味深い内容だったので購入してしまいました。

繊細さん、HSPという言葉は少し前から耳にすることはありましたが、

自分に関係あることだとは思えなかったので気にとめたことはありませんでした。

そもそもHSPとは" Highly Sensitive Person"の略で

視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のこと」で

人口の20%くらいが該当するらしいです。

HSPの特徴としては

・他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく

・物事を深く考え過ぎたり、場や人の空気を読む能力に長けているため疲れやすい

・他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい

などがあり、それらが原因で非HSPの人よりも疲れやすいとのことです。

その特徴だけをみるとHSPの人は一般的に内向的で一人の時間を好むように思われるようなのですが、

一括りにそうとは言えないようで、HSPの中にも色々なタイプがあるようです。

本書ではその中でもHSS型HSPというタイプについて解説しています。

HSS型とは"High Sensation Seeking"の略で刺激追求型と訳されます。

新しい経験や情報を求め、よく外に出ては人と関わりますが、非常に敏感なので結局いつも傷ついてばかり。

刺激は欲しいけれど傷つきやすいという矛盾する性格を持っているそうです。

外交的な性格なため、周りから繊細さんと気づいてもらえないことが多いことから

著者はHSS型HSPのことを「かくれ繊細さん」と呼んでおり、以下の特徴を挙げています。

  • まわりの期待に応えたい
  • 誰かに喜んでもらえるなら、自分の気持ちは抑え込む
  • 9の長所より1の短所にクヨクヨしやすい
  • 現状に満足してはいけない、と自分を否定し、はっぱをかける
  • 自己卑下し、不安を感じやすい
  • 疲れやすく、まわりにペースを合わせ続けられない
  • 疲れても踏ん張ってしまう
  • 時々猛烈に休みたくなる
  • 中途半端な人をみるとイライラする
  • 猛烈に自信がある分野がある
  • 本当の自分とまわりからの自分の印象にギャップがある(そんな自分は変なんじゃないかと思っている)

上記項目につき、あまりにも私に当てはまる点が多かったので

きっとこれは私のことだと思いさらに興味が湧き、その先はいっきに読み進めてしまいました。

本文では矛盾する性格を持った生きづらいHSS型HSPが、どう仕事をしていくべきかということについて触れていて

とても面白く、また自分に活かせそうな内容だったのでとても勉強になりました。

(参考になった具体的な内容については別の機会に投稿したいと考えています)

しかし内容以上に何よりもよかったのは、HSS型HSPという言葉に出会えたことで

自己分析が大幅に進み、また調べることも容易になり、自分の悩みや生きづらさに格段に対処しやすくなったことです。

まだまだ勉強途中なのですが、とても興味のある内容で色々調べている途中なので

今後も調べた内容等を投稿していけたらいいなと思っています。

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